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【小田原GⅢ最終日S級決勝】宿口 北井破ってGⅢ3V

 小田原競輪の第8回施設整備等協賛競輪GⅢ「小田原城下町音頭杯」は10月15日、12Rで決勝戦が行われ、宿口陽一(39=埼玉・91期)が昨年11月の京王閣記念以来、通算3回目のGⅢ優勝を飾った。

「凄くうれしい」

 レースは大森がスタート。北井―大塚―大森―宿口―河野―磯田―山本―柴崎―久田で周回。4番手の宿口、7番手以降の単騎3人に動きはなく、北井が後方を警戒しながら一列棒状で赤板。北井は徐々に踏み上げて打鐘から最終Hに向かう。最終1C4番手から宿口が仕掛ける。大森のけん制を乗り越え徐々に加速して北井を捕らえて直線伸びる。最終2角過ぎに7番手から捲った山本が2着に届く。人気を集めた北井は末脚を欠いて6着に沈んだ。

 宿口は「北井君が強過ぎるので前から攻めたい。河野さんがスタートでいい位置を取ってくれたので(4番手から)自力を出して」の流れでレースを運んだ。

 北井ペースの一列棒状で残り2周を迎えたが「初日に北井君に合わされたので怖かったが後ろを固めてくれた2人がいるし勇気を持って」踏み込み「まさか優勝できると思ってなかったし、凄くうれしい」。3度目のGⅢ優勝をつかんだ宿口は「今年最後のGⅠ・競輪祭(11月21~26日、小倉)で爪痕を残せるように頑張りたい」と今年終盤戦の抱負を語り締めくくった。

 ◇宿口 陽一(やどぐち・よういち)1984年(昭59)4月3日生まれ、埼玉県ふじみ野市出身の39歳。県立川越工卒。06年7月、小田原でプロデビュー。通算成績は1492戦365勝。主な優勝は第72回高松宮記念杯(21年、岸和田)。1㍍68、72㌔。血液型AB。

 ◆次走予定 宿口は28~31日の京王閣記念、2着の山本伸一は29~31日の大垣FⅠ、3着の大森慶一は23~25日の函館FⅠ。

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