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【小田原GⅢ最終日S級決勝】松井 地元結束でGⅢ4V

 松井宏佑(33=神奈川・113期)が番手捲りで優勝。小田原記念は21年以来2度目、GⅢは2月の奈良記念以来、4度目の制覇となった。

2角番手捲り

 郡司がスタートを決め、郡司―松井―和田―菅原―山田―杉浦―鈴木―中野―橋本で周回。青板Bで中野が上昇すると郡司が突っ張る。橋本が5番手確保。8番手になった杉浦が最終Hから巻き返すも郡司がペースを上げて不発。最終Hから鈴木が自力に転じて捲ると、2角から松井が番手捲り。中野も不発となり地元ワンツースリーが決まった。

 地元の結束力によるチャンスを松井がきっちりモノにした。初日に続き郡司の番手。エースによる最高のお膳立てを無駄にせず、戦国バンクのゴールを真っ先に駆け抜けた。

「神奈川で確定板なので最高」

 松井は 「めちゃくちゃ緊張していたのでホッとした。これといった作戦はなく、郡司さんが〝任せてくれ〟ということだったので全て任せていた。後ろにも2人いるので、早めだけど番手から仕掛けた。神奈川で確定板(独占)なので最高の形」と胸をなで下ろした。

 これで賞金ランクは競輪祭準Vでも平塚GPが見える位置に浮上だ。

 「調子を上げて、いいレースができるように頑張りたい。GP、GPと考え過ぎずに、常に自分らしいレースができるように」と気を引き締め、19日開幕の25年ラストGⅠを見据えた。

 ◇松井 宏佑(まつい・こうゆう)1992年(平4)9月24日生まれ、北海道清里町出身の33歳。専修大卒。18年7月、113期としてプロデビュー。通算成績は481戦171勝。1㍍66、78㌔。血液型B。

 ◆次走 優勝した松井と2着の和田真久留はGⅠ競輪祭(小倉、19~24日)、3着の菅原大也は小田原GⅢ(13~16日)。

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