小林莉子
岐阜準決10Rを制した小林莉が決勝進出一番乗り。キーワードは〝昨年の二つの悔しさ〟だった。「昨年の競輪祭(女子王座戦)準決で太田(りゆ)さんに離れてしまった。今回は少しでも前の方、前から2番目か3番目にいたかった」。結果的に前受けから逃げた日野の絶好のハコ回り。鋭く追い込んで昨年大会以来のGⅠ決勝進出となった。
その決勝はスタートけん制を1人で追いかけ、脚力消耗し消化不良の7着。「去年の悔しさを絶対に回収しようと思っていた。まだGⅠを獲れていない。勝ちたい。Vだけ狙う」。悔しさをGⅠ初制覇で晴らす。