今シリーズは予選スタートの渡辺一だったが、２連勝と底力の違いを見せている。特に準決12Ｒは真杉が脚を使っての先行とはいえ、強烈な捲りで３着に沈めた。「捲れたのはたまたま。９車の８、９番手なら厳しかった」と控えめに話したが、加速がついた時のスピードは見事なモノがある。「ＧⅠ（競輪祭）の前に手応えをつかむレースができて良かった」。ＧⅠ３Ｖの実績で定評のある実力者。決勝で強力栃茨トリオを力で脅かすのは、この人か。