川崎ガールズ初日6Rは石井貴子(31=東京)が前受けからの突っ張り先行で2着。同レースをまくって勝った長沢が「何とか届いた」と言うほど、緩急をつけたペース配分でレースを支配した。石井貴は「いつもなら4、5着のパターン。中団がごちゃついたのが良かったかな。吉村さんと先行争いだと思っていたので展開的にもラッキーだったけど、どうあれ突っ張るつもりでした」と納得の表情で振り返った。
競走得点が落ちても先行屋の看板は下ろさない。「点数が下がるとモチベーションも落ちるけど、ここで追い込みに転向はしない」ときっぱり言い切る。「アルテミス賞(6着)を走り終えて〝もう一回、徹底先行で頑張りたい〟と強く思いました」。石井貴にとって先頭で風を切り裂くことがガールズケイリンで生きる道。初心に帰ったことで戦法の迷いが吹っ切れた。2日目7Rも逃げて強じんな粘り脚を発揮する。
【川崎FⅡ2日目7R】貴子 原点回帰の先行勝負‼
2019/9/15