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【松山FⅠ「スポーツニッポン杯争奪戦」】荒井 無敵の完全V

 松山競輪のスポーツニッポン杯争奪戦(FⅠ)は22日の12RでS級決勝戦が行われ、荒井崇博(44=佐賀・82期)が伊藤颯馬の突っ張り先行を余裕を持って差し切って1着。3月の小倉以来となる今年2回目のFⅠ優勝を3連勝完全Vで飾った。2着は荒井を追走して続いた福島武士。3着に神山拓弥が入り、3連単❺❼❸は970円(3番人気)、2車単❺❼は310円(1番人気)の人気サイドで決着した。

 落ち着いた並びは前から伊藤颯馬—荒井崇博—福島武士、単騎の神山拓弥、嵯峨昇喜郎—新山将史—和田健太郎。残り2周のホームを目がけて嵯峨が上昇するが伊藤は突っ張り出させない。伊藤が先行態勢になり打鐘4角から嵯峨が再度スパートをかける。伊藤は最終1センターでも再度、あわせ切った。こうなると勝利は番手の荒井のものに。余裕を持っての追走から差し切った。打鐘前に一度は遅れたが付き直した福島が2着をキープした。
 「全部、伊藤君がやってくれました」とレースを振り返る。伊藤の積極的な走りがVの最大の要因だが、荒井自身は初日特選で逃げ切りを決めている。あのレースを見せられると、九州の若手は行くしかないだろう。28日からの佐世保全プロ記念、6月16日からの高松宮記念杯では若手に負けない力強い走りで活躍は必至だ。

 

 ◇荒井 崇博(あらい・たかひろ)1978年(昭53)4月3日生まれ、佐賀県出身の44歳。1999年4月、佐世保でデビュー。2001年ヤンググランプリ(平塚)で優勝。GⅢ16V。通算成績は1883戦493勝。1㍍77、77㌔。血液型A。

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