松山競輪の「スポーツニッポン杯争奪戦(FⅠ)」は28日、12RでS級決勝戦が行われ浅井康太(37・三重)が最終バックから捲りV。今年4回目の優勝を飾った。2着は浅井マークの井上昌己。3着は筒井敦史。A級決勝戦は、スーパールーキーの犬伏湧也が敗れ地元の小川祐司がV。犬伏の連勝は20で止まった。
落ち着いた並びは前から浅井康太ー井上昌己、片岡迪之ー筒井敦史ー黒田淳、小川真太郎ー香川雄介。
残り2周のホームを目がけて小川が上昇。誘導員を切って先頭に立つ。打鐘前には小川が先行態勢に入るが、外から片岡が叩きに行く。しかし、小川が併せて片岡を出させずホームからさらにピッチを上げる。片岡は3番手外でその内に浅井。最終2角過ぎに浅井が片岡を飛ばし最終バックでは単独の3番手。バック線過ぎから力強く踏み込む。小川マークの香川のけん制とブロックにあったが、乗り越えてゴールを駆け抜けた。2着は浅井追走から鋭く迫った井上。3着は切り替え伸びた筒井だった。
今シリーズの浅井は、初日特選でバック捲りで井上昌には差されたが上々のスタートを切り、準決勝では切り替え一気の強襲劇。そして決勝戦でもしっかり人気に応えた。次回の地元松阪記念(9月9日~12日)、さらに岐阜共同通信社杯(GⅡ9月17~20日)での活躍は必至だ。
【松山FIスポニチ杯最終日12R】浅井 貫禄捲り今年4V
2021/8/29