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【松山GⅢ最終日決勝】福田GⅢ初制覇

 先制した根田の番手から抜け出した福田知也(40=神奈川・88期)がGⅢ初優勝を決めた。

 レースは佐々木―渡辺―坂本が前受けして中団は稲毛―森川、後方に根田―福田―阿部が控え、最後方に単騎の杉森で周回を重ねていく。残り2周のホームでゆっくりと根田―福田―阿部―杉森が上昇して佐々木を抑える。稲毛は動かず佐々木が中団をキープする。打鐘で根田が一気にペースを上げて主導権を握る。5番手は佐々木、8番手は稲毛。根田が軽快に飛ばして一本棒の展開。バックで満を持して佐々木が捲っていくが、根田のカカリが良く福田の横あたりまでで失速。軽く佐々木をけん制した福田が鋭く伸びて1着でゴール。2着に阿部、3着に杉森が続いた。

 うれしいGⅢ初優勝に笑顔の福田は「相性のいい根田君の番手を3日間回してもらえて番組にも恵まれた。選手紹介の時から根田君の動きはこの3日間の中でも一番いいと感じていた。その通り抑え先行で駆けてくれてカカリも抜群だった」とまずは先制を決めた根田に感謝した。今後の目標について「今は郡司君を筆頭に神奈川が凄く盛り上がっている。自分もその流れに乗り遅れないようにしていきたい。今年で40歳だけど、まだまだ頑張るよ」と力強く話していた。

 ◆次走 優勝した福田は小田原FⅠ(11月2~4日)、2着の阿部は京王閣FⅠ(同14~16日)、3着の杉森は四日市FⅠ(同10~13日)へ。

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