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【松戸GⅢ最終日S級決勝】清水 12回目のGⅢ制覇

 松戸競輪開設74周年記念、大阪・関西万博協賛GⅢ「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は8月4日、12Rで決勝が争われ、清水裕友(29=山口・105期)が1着。今年2月の静岡記念以来、通算12回目のGⅢ優勝を飾った。2着は月森亮輔、3着は和田健太郎。

深谷の外を捲った

 レースは清水がスタート。取鳥―清水―月森―平原―阿部―新村―深谷―岩本―和田で周回。残り2周半で新村が仕掛けると取鳥も踏み込んで新村の番手で粘る。深谷と取鳥の並走の後ろに清水―月森―岩本―和田で続く。打鐘で平原―阿部が仕掛けて主導権。深谷が新村追走から切り替えて捲ると、続いた清水―月森がその外を捲る。岩本が不発で和田は月森の後ろに切り替える。清水が末脚も良く押し切って優勝した。

 「(取鳥)雄吾が全部やってくれた。(新村に)先行されて(深谷に)番手捲りだと勝負権がないので前からが有利と思って(スタートを)出た。いろいろ考えてレースしたけど、想定した形の一つになった。平原さんが来たのは分かったけど、自分だけ単独で回れていたし、後ろに月森さんがいるので自分を信じて仕掛けようと思った。しっかりGⅠを獲るために気を引き締めて頑張りたい」

 ファンの前で今後の目標も語った清水。平塚オールスターに弾みをつける今年3回目の記念優勝だった。

 ◇清水 裕友(しみず・ひろと)1994年(平6)11月9日生まれ、山口県防府市出身の29歳。三田尻学園誠英高卒。14年7月プロデビュー。通算774戦255勝。主な優勝は第35回全日本選抜(20年)、第16回サマーナイトF(20年)、第5、6回ウィナーズカップ(21、22年)。1㍍68、82㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した清水裕友と3着の和田健太郎は13~18日のGⅠ・平塚オールスター、2着の月森亮輔は10~12日の西武園FⅠ。

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