準決11Rは上田の後位を佐々木がイン粘り。その外を太田竜―田中が行ってしまう展開だった。佐々木マークから3着に入線したのが渡部。
「中四国の2人が行ってしまう流れ。1、2着はさすがに無理。それならもう少し佐々木の後ろを辛抱しないといけない。切り替えるのが早かった」と反省しきりだった。
決勝は九州コンビが人気を背負う構成だが、直前の寛仁親王牌で3度目のGⅠ決勝に進出するなど、渡部の底力は侮れないものとなる。竹村を従え渡部は「流れに対応しながら自分で何かする」と不気味なコメントを残した。注目しよう。