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【玉野GⅢ最終日12R】脇本300勝

 東京五輪代表の脇本雄太(33=福井・94期)が強烈捲りで快勝。通算300勝で昨年9月の向日町以来、通算9度目の記念制覇を飾った。

 レースは脇本―佐藤―和田―山根―松浦―柏野―松岡―吉田―志村。赤板前から吉田―志村で前へ。その上を打鐘前2角から山根―松浦―柏野で叩くと、打鐘2センターから脇本が早めの巻き返し。前団を捉える勢いで迫ると松浦が2角から番手発進。それでも脇本の勢いは止まらず、力強く捲り切ってVゴール。脇本マークの佐藤は3角で車間が空き、番手捲りを打った松浦が2着に入った。

 強い脇本が帰ってきた。中国勢の2段駆けをスピードとパワーで粉砕した。「あの展開は目に見えていたし、あとは自分がどれだけ腹をくくれるかの勝負。正直、スピードに関しては隙がないところだったので、そこで無理やり行こうと決めていた」。決してベストの状態ではなく「自分の感覚としては疲れもたまっていたし限界ギリギリ」と明かすが「最後の力を振り絞った」と会心の一撃がサク裂。奈良記念、宇都宮ウィナーズCと苦杯をなめていた松浦に対してはリベンジ成功。難敵を撃破し白い歯がこぼれた。完全復活を印象づけた第一人者は「次にダービー(5月3~8日、いわき平)があるので、そこに向けてしっかり頑張りたい」と次なる大一番をにらんだ。

 ♦次走 優勝した脇本は大垣FⅠ(4月11~13日)、2着松浦、3着吉田は川崎記念(4月14~17日)。

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