３日に函館で通算900勝を決めた神山雄一郎（55＝栃木・61期）の報告会が11日、宇都宮競輪ナイター開催初日レース発走前に場内シアターホールで行われた。
　神山は今節ＦⅠに追加で参加中。初日のレースを走る前に登場すると「ありがとうございました」と大勢のファンに一礼。「900勝を達成して日にちもない中、この後、走るということで。十分に緊張感が…」と苦笑い。その後にデビューから35年の戦いを振り返る中で「後輩の吉岡（稔真）君が本当に強くて、対等に戦いたいと思って頑張って練習して、何とか成果を出すことができました。一番、思い出されるのは、ここで初めて特別競輪を獲ったオールスターです」と話した。「デビューから35年、いい時も悪い時もファンの方と一緒に歩んできました。レースで見せられるのは（時間にして）３分か４分。見せられない部分で車券に貢献するために、どれだけ努力できるかだと思っています。ファンの方に、もっといいところを見せられれば。それが今後の目標です。頑張りますので応援してください」と締めくくった。その後に出場した10Ｒでは、差して901勝目を飾り、新たな目標へ早くも歩み出した。