4月3日に引退を発表した高木真備(27=東京・106期)が立川競輪場で引退セレモニーを行った。セレモニーではハートをあしらったピンクの愛車で〝ラストラン〟。横断幕も出る中、集まった多くのファンに手を挙げ声援に応えながら、ゆったりと最後のバンクをかみしめるように3周半した。立川市から花束を贈られると高木は「8年間たくさんの応援、本当にありがとうございました。最終的にグランプリを獲れて最高の競輪人生でした」とファンへ感謝を伝えた。
昨年末に念願だった、ガールズグランプリを制して「やり切った」として電撃引退を発表。愛らしいルックスもあり16年にはファン投票1位を獲得するなど実力、人気を兼ね備えたトップレーサーだった。今後については「保護犬、保護猫を助けたいと思っていたが、この1カ月で保護される前に何かしないといけないと分かった。まだ詳しくは言えないが、勉強して決まったらSNSなどで発信したい。そのためにも少しでも発信できるようになるなら、今後も競輪関係のお仕事も依頼があれば受けたいと思う」と話した。セレモニーを区切りとして数日後に選手手帳を返還し、正式に引退となる。
【立川で〝ラストラン〟】引退・真備「最高の競輪人生でした」
2022/5/5