阿波の超新星が2回目の挑戦でヤンググランプリVを狙う。犬伏は今年3月の大垣記念でGⅢ初制覇。その後もダービー、オールスター、寛仁親王牌で3度のGⅠ決勝進出を果たし、グランプリ出場も視野に入るほど大活躍の1年だった。
ライバルでGⅠファイナル出走歴があるのは太田の1回だけ。大舞台での実績は群を抜いている。「今年は充実していたかなとは思う。ただ、(GⅠの)決勝で結果を出せなかったので来年はしっかり決勝に上がって、そこで結果を出せるようにしたい」。
直前は伊東記念二次予選を当日欠場。状態が気になる。「体調不良でした。そこからしっかり治して、計画的に練習できた。しっかりバンクでモガけたし、いつも通りの調子に戻っているかなと思う」。昨年は8番手で捲り不発の6着に終わった。さらに成長した姿を披露してGⅡタイトルをつかむ。
◇犬伏 湧也(いぬぶし・ゆうや)1995年(平7)7月22日生まれ、徳島県板野郡北島町出身の28歳。21年5月デビュー。通算成績は209戦114勝。通算取得賞金は1億1036万円。師匠は阿竹智史(90期)。1メートル70、78キロ。血液型B。