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【競輪選手養成所卒業記念レース】初のオールS評価 酒井 いざ兄超え

 世界で戦う酒井亜樹が実力を示した。1走目は思ったように自転車が進まず3着も、2走目は修正して得意の捲りで完勝。2走目後に酒井は「1着を取れてホッとしました。少し自転車は進まなかったが、まずは決勝にと思った。1走目より踏んだ感じも良かった」と白い歯がこぼれた。

 兄・拳蔵(109期)の影響もあり小学生からBMXに励み、21年には日本の頂点に立った。大学4年時にトラック種目にも興味を持ち、卒業時に「可能性を広げたい」と思い競輪選手の道へ。BMXで鍛えた自転車との一体感と天性のダッシュで急成長。ナショナルチーム入りも果たし佐藤水菜、仲沢春香とともにチームスプリントの第一線として活躍している。

 19年に競輪学校から養成所になってからは史上初の記録会オールS評価。500㍍TTでは35秒93を叩き出し養成所記録を塗り替えた。競走訓練では53走して何と着外0。決勝も着内なら養成所初の着外0で卒業となる。兄は卒業記念決勝2着。酒井家の悲願へ決勝の目標は「優勝です」と力強く意気込んだ。

□卒業記念女子3R決勝メンバー
 ▽女子3R決勝
 ①酒井 亜樹23大阪③①
 ②北岡マリア19石川③②
 ③岩元 杏奈23宮崎②①
 ④半田 水晶27茨城②③
 ⑤岡田 優歩2102和歌山①①
 ⑥今西 瑠花22大阪①④
 ⑦千葉 捺美30群馬②②

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