ニュース&記者コラム

【記者コラム】「雨の宮杯」はいずこへ…

 岸和田競輪場のGⅠ第76回高松宮記念杯競輪は6月22日、脇本雄太の優勝で幕を閉じた。かつては「雨の宮杯」として親しまれた大会。紙面でも派手に扱った。23年からガールズケイリンをプログラムに組み込み、4日制から6日制に変更。売り上げも初年度の約116億円から、24年は約127億円、今年は132億4619万500円と順調に伸びている

 好調な売り上げにそぐわないのが入場者数。開会式の時にバンク内から観客席を見ると人影はまばら。GⅠの開会式なのになぜこんなに少ないのか。違和感を感じたものだ。実際、前半4日間の入場者数は2000人を超えなかった。最寄り駅から徒歩圏内と立地は最高なのに。ネット投票の普及が原因?それとも来年で6大会連続となる〝宮杯=岸和田〟がマンネリ化?

 間違いなく言えることは地球環境が変わったこと。開催中は空梅雨、猛暑の1週間だった。「雨の宮杯」はいずこへ…。(岡田 光広)

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