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【記者コラム】吉川美穂 夢舞台の切符つかみ獲る

 ガールズグランプリ(12月29日、立川)の出場権争いが佳境を迎えている。GⅠ覇者の児玉碧衣(パールカップ)と佐藤水菜(オールガールズクラシック)は確定。で年間獲得賞金ランキング1位の久米詩も当確だ。
 残る椅子は4つで、競輪祭女子王座戦での覇者が前記の3人以外になると、残りの椅子を巡って激しい賞金バトルが繰り広げられる。その中で注目は賞金ランク3位の吉川美穂(30=和歌山、写真)だ。
 今年から新設されたガールズ・GⅠのパールカップ、オールガールズクラシックに出場。岸和田が舞台の前者こそ予選6着で勝ち上がれなかったが、松戸で開催された後者は準Vと結果を残した。
 「もっと早くコースが空けばと思ったがサトミナ(佐藤)のスピードが違ったので、1着は厳しかったかな」とレースを振り返ったが、今やトップクラスに成長したのは誰もが認めるところか。
 その吉川は14~16日の和歌山で今年2回目の優勝。地元では初となる完全V、そして区切りの100勝を達成した。レース前は「発走前から凄く緊張。オールガールズ(決勝)の時と一緒ぐらい緊張しました(苦笑)」と大きなプレッシャーを感じたものの、3日間ともに落ち着いたレース運びとシャープな回転力で力の違いを見せつけた。
 「グランプリに向けて気の抜けない状況だが、何がなんでもグランプリを目指して頑張りたい」。
 追加参戦となった20~22日の宇都宮は31❷着。賞金ランクで争っている石井寛子に敗れはしたが、暮れの大一番へ一歩前進。グランプリ出場は、ほぼ当確ランプがともったか。今後とも120期・在所1位として存在感を示してもらいたい。

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