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【記者コラム】必見!!名輪会トークショー

 18日決勝の玉野サマーナイトフェスティバルは松浦悠士(31=広島)のサマー連覇で幕を閉じた。その18日、場内イベントで来場していた本紙評論家の井上茂徳氏、元競輪選手の小橋正義氏に会うことができた。この2年余は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、両氏とのやりとりは全て電話。直接、話ができたのは名輪会イベントのおかげだった。

 そこで今回は井上茂徳氏が会長を務める「日本名輪会」を紹介したい。名輪会は競輪、自転車競技の健全な発展、普及に努め、諸事業を通じて社会貢献することなどを目的に95年1月に初期会員9人で発足した。初代会長は(当時)日本競輪学校の特別名誉教官だった松本勝明氏(故人)だった。

 主な活動内容は競輪開催時におけるイベント協力。ビッグレースや冠杯などでのトークショー、ファンとの交流、そして競技者の育成指導や社会貢献活動などだ。16年5月に井上氏が第2代会長に就任して現会員数は18人。現在の名輪会入会基準はGⅠ及びグランプリを原則3回以上優勝した者となっている。

 名輪会のトークショーは何度も見たが、いつも笑いが漏れる。会員の現役時代はテレビ、インタビューの露出が少なかった。ファンはレーススタイルと写真(古い写真が多かった)でイメージをつくり上げていた。鋭い目つき、パンチパーマ、怖そうなヒゲ。口数が少ないのかな?と思ったら大違い。よくしゃべる。現役を終え、年齢を重ねた元スーパースターの話は実に面白い。

 新型コロナの影響で20年からはトークショーは激減している。名輪会事務局の三浦廣信氏によると「20年は前橋親王牌の1回、21年は函館サマーナイトの1回だけでした。今後は8月西武園オールスターの4日目(12日)に5人のイベントを予定しています」。本場に行けるファンはぜひ、今やレアな名輪会トークショーを見てほしい。

 ◇中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)生まれ、熊本県出身の60歳。慶大卒。87年4月入社、同5月に記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋36年目。9車の勝負レースは5車の結束、番手捲り、競り。

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