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【記者コラム】大宮スポニチ杯は今日も見どころ満載

 25日に開幕したスポーツニッポン新聞社杯の大宮競輪FⅠ戦。好天の中で熱戦が繰り広げられ、初日は4億4738万円を売り上げる盛況だった。

 A級は110期代の若手の活躍が目立った。119期の辺見祐太、菊池翔は敗れてしまったが、117期の秋本耀太郎、小松原正登が軽快な動きを披露して準決勝に駒を進めた。

 一つ残念だったのは、113期の橋本英也(28=岐阜)がPCR検査に不備があり欠場になってしまったこと。東京オリンピックのオムニアムで15位に入った将来性豊かな若手だ。自転車競技と競輪の二刀流で今はナショナルチームのトラック中距離で鍛錬を積んでいる。そのため競輪は1カ月に1走がやっと。「なかなか競輪を走る機会がないので、もっと経験を積みたい。今シリーズは初めて師匠(児玉利文=1Rで3着)と一緒の開催なのでいいレースをしたいと思っていたのに」と肩を落としていた。

 S級でも筒井裕哉(40=兵庫・89期)が同様の理由で欠場になった。「せっかく始発電車に乗って来たのに…。これからお帰りですよ」と残念そうだった。2人ともピンピンしていて全くの健康体に見える。ルール上、仕方ないことではあるが、元気に走る姿を見たかった。

 2人の欠場で1Rと6Rが6車立てに変更。両方ともに7車だったら、さらに売り上げは伸びていたと思う。26日はA級、S級ともに主力伯仲の激戦で見どころは満載だ。いい情報を仕入れて微力ながらもスポニチ杯の成功に貢献できれば、と思っている。

 ◇狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の58歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に

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