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【記者コラム】富山バンク今冬大幅改修へ

 きょう15日に最終日を迎える富山競輪「オッズパーク杯」の取材に来ている。年内のFⅠ戦は今大会がラストで、残る開催はFⅡ戦2節のみ。今月31日が今年最後の本場開催となる。

 例年よりも早いタイミングで冬季休業を迎えるには訳がある。大規模なバンク改修が予定されているからだ。前回のバンク改修が完了したのは20年4月。その後も応急的な凸凹修繕などは何度か行われてきたが、4年もたてばガタが来るのも当然。選手からも「走りづらい」というコメントがチラホラ出ていた。今回は土台から作り直されるとのこと。来年6月までにリニューアルオープンの予定だが、大雪などの影響により工期が長引けば多少の遅れが発生する可能性もある。6月12~15日に開催予定のGⅢまでには、何とか間に合ってほしいものだ。

 それに伴い「サイクルパークとやま」の年内のオープンは今月27日が最後。また来月3日には改修直前のバンク内でイベントも開催予定。詳細は「ドリームスタジアムとやま」のホームページで後日発表となるので、ぜひチェックを。

 さて、今年のGⅠも残るは2つ。17日には第33回寛仁親王牌が弥彦競輪場で開幕する。個人的に注目しているのは深谷知広。GⅡ共同通信社杯を終えた段階で賞金ランクは12位だったが、岐阜記念の準優勝と熊本記念Vで1000万円強の賞金上積みに成功。吉田拓矢、窓場千加頼を抜いて10位まで浮上した。現在9位の新山響平との差は約200万円。寛仁親王牌の結果次第では一気にGP出場圏内のベスト9入りを狙える位置となった。

 もちろん「残り2つのGⅠを獲るしかないくらいの気持ちで」というスタンスは変わらないだろう。3回目、さらには4回目のGⅠVで箔(はく)を付けた深谷の姿を、静岡での頂上決戦で見たいと心から思う。

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