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【記者コラム】当銘トップ相手でも好勝負

 今年初のGⅠ全日本選抜競輪は、昨年の勢いのままに清水裕友が初のGⅠVに輝いた。3月GⅡウィナーズカップ、5月ダービーへ向け、松浦悠士とともに中国勢がビッグレース戦線を引っ張っていきそうだ。
 
 対してガールズは3月ウィナーズカップ開催中に行われるガールズケイリンコレクションが今年初のビッグレースになる。出場メンバーは絶対女王の児玉碧衣を筆頭に石井貴子、梅川風子、高木真備、尾崎睦、鈴木美教、長沢彩の7選手。特に注目は完全復活の高木真備だ。23日スタートの玉野開催で話を聞くと「バンク中心の練習で、スピードがついた成果が出ています」と、今年は無敵といっていい強さを誇る。とくに1月岐阜トライアルでは児玉を破り5月ガールズコレクション静岡ステージ出場を決めている。
 
 トップ勢の争いからも目が離せないが、トップグループ入りを目指す選手も確実に力をつけている。同じく玉野を走った当銘直美は2月平塚で昨年のガールズグランプリに出場した佐藤水菜を相手にV。「競走得点が一番下だったので無欲でした」と話すがまくりの力強さは目を見張るものがあった。好調の理由は「指導を受けてフォームが良くなって戦法の幅が広がったことです。またデビュー時よりも10㌔落として動きが楽になりました」と話す。当銘(とめ)の珍しい名字は沖縄に由来がある。「当たるなので縁起がいいと言われます」。玉野2日目は先行して5着に終わったが、前、前へ攻める積極的な走りが持ち味。トップ選手が相手でも好勝負必至だ。(緒方 泰士

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