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【記者コラム】斎藤&山崎 500勝トークショーで刺激

 1日にいわき平競輪場で斎藤登志信(52=宮城)と山崎芳仁(45=福島)の通算500勝表彰とトークショーが行われた。斎藤は7月17日の立川、山崎は8月17日の平塚で500勝を達成していた。当日はナイター開催の2日目。第1R発走前の時間帯にイベントは行われたが、多くのファンが集まった。

 輝かしいアマ歴を誇り、80期断トツのチャンプとして97年8月にデビューした斎藤は「(500勝は)ここまで頑張ってきた甲斐がある。これからもしっかり練習して常に1着を目指したい」と挨拶。03年7月にデビューしたいわき市出身の山崎は「500勝の中で一番うれしい1勝は地元オールスター(10年9月❼①①❶)の準決勝。皆様の応援のおかげで優勝もできました」と14年前の思い出を語ると多くの拍手を受けた。

 この後は〝いわきのスター・山崎〟に気を遣った斎藤が滑らかな口調で司会役に回り、山崎に質問して場を盛り上げた。長男・歩夢(19=福島)に対しては「息子の走りは父親として見るし、師匠として見る」。地元戦に対しては「昔は凄く緊張したけど、今は人気薄になった(笑い)ので昔ほど緊張しない」など。ファンが聞き入る両者の和やかな掛け合いが続いた。

 斎藤と山崎はともに来年1月4~6日のいわき平FⅠに出場予定。斎藤は「山崎君に離れないように頑張ります」と笑顔で締めた。山崎が「ファンはありがたいし励みになる」と振り返るように500勝選手にもいい刺激になったはずだ。

 ◇中林 陵治(なかばやし・りょうじ)熊本県八代市出身の62歳。慶大卒。87年5月の花月園新人リーグで競輪記者デビュー。怪物・滝澤正光の先行、鬼脚・井上茂徳の追い込みに即、魅了された。以来、現場取材一筋38年。9車の勝負レースは5車の結束、番手捲り。

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