ニュース&記者コラム

【記者コラム】サトミナを止める選手は現れるか

 9日に決勝が行われたガールズケイリンのGⅠ「第2回女子オールスター」は佐藤水菜が逃げ切りV。GⅠ8連続優勝&ダブルグランプリスラム達成で幕を閉じた。そこに出場した何人かのガールズ選手を、次に出走した静岡や立川で取材。女子オールスターを振り返って、興味深いことを語っていたのでその内容を紹介したい。

 決勝で2着に入った梅川風子は「全然ダメでした。先行するつもりだったけどできなかった。どういうレースをするかが自分の中では大切。決勝でそれを表現して力勝負したかった。たとえ自分が勝てなくても後ろにつけた選手が抜け出せば、サトミナ(佐藤)が苦しくなる。構えたらやられる。勉強になりました」と悔しがっていた。

 準決で敗退した坂口楓華は、最終ホームで主導権を奪いながら捲られて4着に敗れた内容に「格好いいレースをしてもなあ。勝ち上がらないと意味がない。このレーススタイルのままじゃダメ。先行はしたいけど我慢する時期なのかな。同期の太田りゆさんもアドバイスをくれました。〝勝ちにこだわるのも大事。行きたくても我慢することも必要。それは飛んでしまうかもしれないから怖いことだけど、その怖さに勝たないと。GⅠになるとそこが生きてくる〟と。いま賞金ランクは10位。梅川さんにも〝グランプリを諦めちゃダメ〟と言ってもらった。2人の同期のおかげで、ありがたい開催でした」と語った。

 初々しかったのは又多風緑。初日8Rで直線最内を伸びてGⅠ初勝利。「うれしかった。相手が強くても諦めないで踏んでいれば、チャンスは来るんだと思った。これからもその気持ちを忘れずにやっていきたい」と笑顔を見せた。
 次のガールズGⅠは11月の競輪祭女子王座戦。サトミナのGⅠ連続優勝を止める選手は現れるのか。

 ◇鈴木 智憲(すずき・とものり)1967年9月生まれ、愛知県出身の58歳。92年スポニチ入社。97年から2年間競輪記者を経験。当時は神山雄一郎、吉岡稔真が東西の横綱として君臨していた。24年4月に26年ぶりに現場復帰。

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