やはり役者が違った。四日市競輪の開設75周年記念「泗水杯争奪戦(GⅢ)」は11月8日、第12Rで決勝戦が行われ、古性優作(35=大阪)が番手捲りの寺崎浩平を差して優勝。今年9月の奈良以来17回目のGⅢ優勝でGⅠ競輪祭へ弾みを付けた。2着は寺崎浩平、3着は浅井康太が入った。

これぞ近畿の絆だ。それぞれが自分の持ち場で力を出し切った結果が、総大将・古性の通算17回目となるGⅢ優勝につながった。
脇本―寺崎―古性―森田―桑名―浅井―中野―新田―松谷の並びで周回。脇本が中野を突っ張って赤板先行。近畿ペースを打破すべく、4番手の森田が最終ホームで襲いかかる。今度は寺崎がこの動きに反応して2コーナー番手捲り。3番手がもつれ、ゴール前は寺崎、古性の一騎打ちに。最後は古性が差し切った。
「勇希がいいレースをしてくれた。その成長は非常に頼もしい。寺崎も親王牌2日目の反省を生かしてくれた。僕は2人に付いていっただけ。4日間の中では一番マシだったけど、今節は明らかに良くなかった」
競輪祭に向けてのハードな追い込みが裏目に出た。
「こんなに落ちるとは思っていなかったけど、しっかり練習できた証。競輪祭までに休養を取って、ベストな状態に臨みたい」
最高の流れはつくった。グランプリスラムへのラストピース、競輪祭王者の称号を今年こそ手に入れる。(岡田 光広)
◇古性 優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ。大阪府出身の35歳、100期生。通算1229走390勝55V。GⅠ優勝10回、GⅡ優勝1回、GP21、24年の覇者。残すタイトルは競輪祭のみ。GⅢ優勝は17回目。1㍍68、77㌔、血液型O。
◆次走 優勝した古性優作、2着の寺崎浩平、3着の浅井康太はいずれも小倉競輪祭(18~23日)。
◆突破 節間売り上げは59億668万9800円。目標の55億円を上回った。


