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【青森GⅢ最終日】吉田 記念5V

 青森競輪の開設72周年みちのく記念GⅢ「善知鳥(うとう)杯争奪戦」は11日、第12Rで決勝戦が行われ吉田拓矢(27=茨城・107期)が5月の宇都宮以来、通算5回目の記念優勝を飾った。注目の中野慎詞は9着に敗れ、デビューからの連勝は30で止まった。

 レースは清水―三谷―郡司―和田―中野―新山―内藤―吉田―椎木尾で周回。赤板前から吉田―椎木尾が上昇して中野を抑えると中野は7番手に下げる。打鐘から中野が仕掛けると前団の清水も踏み込む。中野は中団まで巻き返して外で踏ん張るが不発。中野に遅れた新山が自ら捲るが不発。清水―三谷―郡司―和田―吉田で最終周に向かうと吉田が内を突いて郡司の内。最終3角から郡司が捲ると三谷がけん制。空いた内を吉田が突いて抜け出した。
 吉田は「(準決終了後から)セッティングを煮詰めて今朝はいい状態になっていた。(決勝は)初手が予想と違い、どうしようかなと。最後は(神奈川勢の内を突いて)〝空いてくれ〟と思ったら空いたので踏んだ。結果的に勝てたことは良かったが内容が良くない。力勝負ができれば良かった。このまま次(共同杯)に行くのでSSらしいレースをして関東を引っ張っていきたい」と16日開幕の共同通信社杯(名古屋)を見据えた。

 

 ◇吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年5月7日生まれ、茨城県つくば市出身の27歳。取手一高卒。15年7月プロデビュー。通算成績は579戦185勝。主な優勝は第63回競輪祭(21年)。師匠は十文字貴信(茨城=引退)1㍍71、73㌔。血液型O。

 

 ◆次走予定=優勝の吉田、2着の和田、3着の郡司の3人は16~19日の名古屋共同通信社杯。

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