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【青森GⅢ決勝】佐々木 記念初Ⅴ

 青森競輪の開設74周年「みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GⅢ)」は29日、第12Rで決勝戦が行われ、佐々木真也(30=神奈川・117期)が待望の記念初優勝を飾った。2着は森田優弥、3着は守沢太志。

 レースは高橋晋―新山響―守沢―永沢―森田―宿口―佐々木―真杉―長島で周回。真杉―長島が上昇、赤板で高橋晋が踏み込むと真杉は新山響の外を並走。真杉と新山響の競りは続いて打鐘で森田が内を突き守沢をどかして新山響の後ろ。最終Hでも高橋晋の後ろは真杉と新山響で並走、森田―守沢―永沢で続く。最終2角過ぎに新山響が高橋晋の内から踏み込む。単騎の佐々木は7番手から好スピードで捲り後続を離して快勝。新山響―森田―守沢が離れて続き森田が2着。

 3連単28万円を超える大波乱を演じた佐々木は「自分が(記念を)獲っちゃったんだ…という感じです」と、まさかの記念初優勝。地元の新山響平、3連勝で勝ち上がった真杉匠のSSを筆頭に実力者がそろう決勝戦は「北の4車は強力だし流れに応じてチャンスがあれば」と考えていた。高橋晋の後ろで新山響と真杉が激しく競り合う流れを瞬時の判断で捲った佐々木。勝負運が光った一戦だった。 

 「この優勝は師匠でもある父(佐々木龍也=57期・引退)に伝えたい。兄弟子の松谷(秀幸)さんをはじめ、良い練習環境のおかげです」と次走の地元川崎GⅢに弾みをつけた。

 ◇佐々木 真也(ささき・しんや)1994年(平6)8月9日生まれ、神奈川県横浜市出身の30歳。日大卒。2020年5月プロデビュー。通算成績は332戦112勝。師匠は父・佐々木龍也(57期=引退)。1㍍69、73㌔。血液型B。

 ◆次走 優勝した佐々木は10月11~14日の川崎GⅢ、2着の森田優弥は11月1~3日の名古屋FⅠ、3着の守沢太志は10月17~20日のGⅠ弥彦寛仁親王牌。

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