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【高知「スポニチ杯争奪戦」】小川真 捲り追い込みV

 高知競輪の「第12回松村憲・松村信定土佐の親子鷹杯 創刊75周年記念第47回スポーツニッポン杯争奪戦」(FⅠ)は25日、第12RでS級決勝戦が行われた。逃げる関東勢の後ろを確保して、最終3コーナー過ぎから仕掛けた小川真太郎(30=徳島)が優勝。V賞金159万円ほかを獲得した。最後方から中バンクを鋭く伸びた小岩が2着。関東3番手から中を割った中田が3着で、3連単は3万円台の波乱となった。

 初日特選組が6人で、東日本3車、四国と九州が2車の3分戦は初日と同じ。さらに、朝倉が逃げて中団が四国、その後ろに九州で最終ホームを通過したところまで同じだった。しかし結果は同じにはならなかった。中団の小川真が先に関東勢を捲ってV。落車後最初のシリーズを制した。
 「正直、体調が良くない中で優勝できてビックリ。ただ、考えていたとおりのレース運びはできた」
 初日は最終1コーナーから仕掛けた岩谷が5車身差の圧勝劇を演じたこともあって、逃げた朝倉も中団の小川真もしっかり対策を練って決勝に挑んだ。岩谷の動きに合わせて最終3コーナーから先に捲る。岩谷を封じつつ、朝倉も一気にのみ込んだ。
 「今後はもう少し力強いレースができるように、後ろに迷惑をかけない走りができるように戻していく」
 この優勝をきっかけに完全復活を狙う。

 

 ♢小川 真太郎(おがわ・しんたろう)1992年(平4)6月30日生まれ、徳島県出身の30歳。107期生として15年7月に佐世保でデビュー。師匠は久米康平。通算成績は701戦207勝。主な同期は吉田拓矢、新山響平ら。1㍍73、80㌔。血液型AB。

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