高知競輪FⅠ「スポニチ杯・FD(ファイティングドッグス)カップ」は6月25日、12RでS級決勝戦が行われ、岡崎智哉(40=大阪)が打鐘4角過ぎからカマシた土生敦弘マークから直線抜け出しV。今年初優勝を飾った。
2着は単騎で伸びた川口聖二。地元期待の今村麟太郎は及ばず3着だった。
11Rで行われたA級決勝は桑原亮(40=福岡)が差し切りV。
表彰式で優勝トロフィーを手にする岡崎
直線抜け出す
落ち着いた並びは前から土生敦弘-岡崎智哉、単騎の川口聖二、今村麟太郎-大川龍二、松本秀之介-松尾透。松本の上昇でレースが動き、さらに今村が切って先頭に立つ。すかさず土生がカマシて最終1センターで先頭に立ち今村が3番手、松本は6番手。絶好番手の岡崎が直後の今村、捲り追い込みの松本をけん制して鋭く抜け出した。内を伸びた川口が2着。
「土生君の頑張りに尽きます。ワンツーを決めたかったですが、後ろに好調な選手が多いので踏ませてもらいました」
前回の富山GⅢで大阪の後輩・谷和也と決勝進出。今回も土生と好連係を決めた。展開にも恵まれたが、それ以上に初日特選で自ら捲り上げ好感触を得たことがVにつながった。「上の舞台でもしっかり戦っていきたい」と気合を込める。このVで勢いを得て、オールラウンダーとしての活躍は必至だ。(緒方 泰士)
♢岡崎 智哉(おかざき・ともや)1985年(昭60)6月7日生まれ、大阪府出身の40歳。2009年7月96期でデビュー。通算成績は1245戦278勝。1㍍66、73㌔。血液型A。