ニュース&記者コラム

【7月20日から本場開催】熊本競輪リスタートイベント

競輪選手が商店街アーケードで自転車レース

 7月20日に約8年ぶりの本場開催を迎える熊本競輪のリスタートイベントが14日、熊本市のサクラマチクマモト花畑広場とサンロード新市街商店街で行われた。広場ではオリンピックに2回出場し、3度のGⅠ優勝がある中川誠一郎らがトークショーを行い、設置された大型ビジョンでは松戸で開催中のGⅡサマーナイトフェスティバルの中継も放映された。

 アーケードになっているサンロード新市街商店街内にはコースが設置され、8人の競輪選手が大雨の中、駆けつけた多くの観客に見守られる中でスプリントレースを行った。熊本競輪界のレジェンド・中川は残念ながら1回戦で敗れたが、大声援を浴びて人気の高さをうかがわせた。

 中川は「アーケードを自転車で走ったのは初めて。温かい声援ばかりでうれしかった。競技時代を思い出したし、いい雰囲気でしたね。熊本のファンが盛り上がってくれるのが一番。競輪も(熊本にプロチームがあり)盛り上がっているサッカーやバスケに負けないくらい盛り上がってくれれば」と話した。

 熊本地震で被害を受けて16年3月から開催がストップしていた熊本競輪はバンクも新たにリニューアルし、20日のFⅠ競走「能登半島支援 熊本競輪再建記念」で再開される。10月3日からはGⅢ熊本競輪開設74周年記念「火の国杯争奪戦」が行われ、再来年2月には熊本競輪で14年ぶりのGⅠ開催(全日本選抜競輪)も決まっている。

 20日からの再開初戦には熊本支部から中川の他、嘉永泰斗、中本匠栄らが出走。高松宮記念杯でGⅠ初優勝した北井佑季も参戦する。中川は「できる限り仕上げて優勝を狙って頑張りたい」と力を込めた。

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