1億3700万円(副賞含む)を懸けた頂上決戦。12月28日、9人のグランプリ戦士たちが競輪場入りした。一番乗りは6年ぶりにS班に復帰した深谷で、そこから続々と選手が到着。勝負の時は刻々と近づいている。
今年も中心は昨年ワンツーだった脇本と古性か。その古性は今年、全日本選抜、高松宮記念杯、寛仁親王牌と史上6人目となる年間で3つのGⅠタイトルを獲得した。古性は「脇本さん、近畿の先輩、後輩、お客さん、家族に支えられた。ただ、満足はしていない」と淡々と振り返った。ただ、まだ決戦2日前なだけに、意気込みを聞かれるとリラックスした表情。
「今年も脇本さんと〝アレ〟しにきたので。〝アレ〟したいですね」と地元大阪・阪神のスローガンになぞえた。車番も昨年同様に古性が1で脇本が9。今年も近畿コンビで〝アレ〟争いとなるか。