災い転じて福となす!?
5年連続5回目の出場になる松浦が「体調を直前に崩しちゃって…。そこは割り引きがいるかな」と状態を包み隠さず明かした。
扁桃腺が腫れたそうで「順調に来ている最後の最後にとん挫しちゃったという感じはある」と予期しない体調の変化があったことを振り返る。「休んだのは1日ぐらいだが、自分の中のプランが崩れちゃったので」と話すと表情が曇った。
直前の別府記念決勝では落車の憂き目にも遭っている。「仕上がりは凄く良かったが転んでしまったので、セッティングとかも1回見るところからの作業だった。上積みというところはないかな」。
それでも現状でできるベストの調整に心血を注いだ。前を託す清水の存在は「精神的な支えになっている」と全面的に信頼して番手戦に集中。波瀾(はらん)万丈な1年を最高の形で締めてみせる。