松山競輪の「ジャパンカップ・スポニチ杯(FⅠ)」は、24日11RでS級決勝戦が行われ、島川将貴(25=徳島・109期)が最終バック8番手からまくり今年初Vを決めた。2着は山田庸平、3着は筒井敦史だった。A級は地元の広川泰昭がV。
落ち着いた並びは佐伯辰哉ー竹内翼ー中村昌弘、島川将貴ー筒井敦史、上田尭弥ー北津留翼ー山田庸平ー大坪功一。残り2周のホームをめがけて上田が上昇し九州勢が4車で打鐘前に主導権を握る。5番手に佐伯の広島勢で島川は8番手。島川は最終ホームから豪快に踏み込む。佐伯のけん制の上を行き、番手まくり態勢の北津留をとらえ力強く押し切った。山田が伸びて2着。
「脚をためて一発を狙っていこうと…。作戦通りでした。最後は北津留さんが内から復活してこないか不安でした」と話すが、九州勢の二段駆けをパワーで紛砕する完ぺきのレース内容だった。
今シリーズは次走の地元小松島記念へ向けて、いろいろ試したいことがあった。初日、準決勝ではしっくり来なかったが「自転車も体も一番良かったです」と最後にしっかりと手応えをつかんだ。次走は松浦悠士、清水裕友ら超一流との対決が待っている。最高のムードで持ち味のパワー全開で挑む。(緒方 泰士)
スポニチ杯は島川V
2020/6/25