京王閣競輪開設71周年記念GⅢ「ゴールドカップレース」は27日、決勝が行われ、平原康多(38=87期)が7月の弥彦以来、通算24回目の記念優勝を飾った。
レースは村上がスタート。古性―山田―村上―平原―佐藤―成田―松浦―池田―東矢で周回。残り2周半から松浦―池田が上昇、赤板で古性を抑えて前。続いた平原―佐藤―成田がさらに松浦を抑えて前へ。打鐘から古性―山田―村上が平原を叩いて主導権。4番手以降は平原―佐藤―成田。
打鐘過ぎ4角7番手から松浦―池田が巻き返す。最終2角で山田がけん制するが松浦のスピードが上回る。平原は松浦に続いた池田をさばいて松浦に続く。松浦―平原―佐藤で捲りきって直線に向かい、平原が抜け出して優勝。佐藤2着。
平原は「できるだけ前にいようと。松浦君より前にいて(松浦が)きたので反応できた」と冷静にレース運びをふり返った。
「脇本君という強い選手に立ち向かうために、いろいろと試している。8月のオールスターから新しいセッティングや乗り方にしたけど、初日が終わって良くなかったので(2日目から)元に戻した。準決勝の感覚は良かったし元に戻った感じ。これからも(脇本に)挑む姿勢を忘れずに頑張っていきたい」。日本一の脇本を倒すために自転車、セッティング、乗り方、トレーニングと、あらゆる面に全力を尽くす心意気だ。
♤平原 康多(ひらはら・こうた)1982年(昭57)6月11日生まれ、埼玉県狭山市出身の38歳。県立川越工卒。02年8月プロデビュー。通算成績は1282戦405勝。主な優勝は第60、61回高松宮記念杯(09、10年)、第51、56、58回小倉競輪祭(09、14、16年)、第28、32回全日本選抜(13、17年)。1㍍85、95㌔。血液型A。
◆次走 優勝した平原、2着の佐藤慎太郎、3着の松浦悠士の次走予定は11月5~8日の四日市記念。
京王閣GⅢ決勝 平原 記念24V
2020/10/28