取手競輪・開設76周年記念「水戸黄門賞(GⅢ)」は6月30日、第12Rで決勝戦が行われ、吉田拓矢(31=茨城)が捲って優勝した。GⅢ優勝は4月の西武園以来、10度目。地元記念の優勝は24年以来、2度目。2着は山田庸平、3着は成田和也が入った。9Rのチャレンジファィナルで1~3着に入った山口留稀哉(23=長崎)、杉浦颯太(21=北海道)、野津宏介(29=福岡)は6月30日付でA級2班に特別昇班した。

レースは成田がスタート。新田―成田―三谷―真杉―吉田―山下―山田―岩本―簗田で周回。残り2周で岩本―簗田が前へ出るが、打鐘で真杉―吉田―山下が岩本を叩いて主導権。4番手の内に岩本―簗田、外が山田―三谷で並走になり、真杉がペースに持ち込む。最終2角8番手から新田―成田で巻き返すが、この動きを見極めた吉田が合わせて捲る。山田が外並走から続くが、吉田が振り切り優勝。山田が2着、直線伸びた成田が3着に入った。
地元記念の決勝で人気に応えた吉田は「(今大会は)連日、前の選手が頑張ってくれた。(決勝戦は)真杉君と後ろの山下さんのおかげ。真杉君が強い先行をしてくれたので獲れた」とホッとした表情を浮かべた。
これで26年前半戦を終了。「今年はまだGⅠが獲れていないので、獲れるように頑張る。(前回の)宮杯が悔しかったのでサマーナイト(17~20日、高知)、オールスター(8月11~16日、松山)と頑張りたい」。後半戦の巻き返しに向け、弾みをつける地元記念制覇となった。
◇吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年5月7日生まれ、茨城県つくば市出身の31歳。県立取手一高卒。2015年7月プロデビュー。通算成績は849戦284勝。主な優勝は第63回競輪祭(21年)、第79回日本選手権競輪(25年)。師匠は十文字貴信(茨城=引退)。1㍍71、73㌔。血液型O。
◆次走 優勝した吉田拓矢は前橋GⅢ(10~12日)。2着の山田庸平は函館FⅠ(8~10日)。3着の成田和也は和歌山FⅠ(5~7日)。


