西武園競輪の開設76周年記念GⅢ「第1回平原康多カップ」は12日、決勝戦が行われ、吉田拓矢(30=茨城・107期)が真杉匠を差し切り優勝。今年2月の静岡記念以来、9回目のGⅢ制覇を飾った。

差してGⅢ9V ライン上位独占
レースは吉田がスタートを決めて真杉―吉田―金子―皿屋―浅井―黒沢―宿口―古性―佐々木で周回。赤板で皿屋―浅井が先に斬り、その上を黒沢―宿口―古性。
打鐘で佐々木が内に行くと、真杉も踏み込み3車で出切る。車間を空けて援護した吉田がゴール前で真杉をチョイ差し。3着にも金子が入り、ラインで上位を独占した。
平原氏が引退直後に「関東はヨシタク(吉田)と真杉が引っ張っていってくれれば問題ない」と思いを託した2人が見事なワンツー。
吉田は「平原康多カップということで、ここだけは勝ちたいと思って臨んで入った。平原さんは師匠みたいな存在。最高にうれしいですね。平原さんが大事にしていたラインのおかげ」と、初代覇者になり喜びを爆発させた。
真杉との関係の理想像は平原氏と武田豊樹のような前後を入れ替えても強いゴールデンコンビ。「(真杉の前を回る)その準備はいつでもできている。あとは任せてもらえるように」と真の後継者を目指す。
次走は連覇が懸かるダービー。「真杉君たちとしっかり仕上げたいと思います」と、盟友と共に関東をけん引することを誓った。
◇吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年(平7)5月7日生まれ、茨城県つくば市出身の30歳。取手第一高卒。15年7月、107期としてプロデビュー。通算成績は830戦275勝。主な優勝はGⅠ2V(21年競輪祭、25年日本選手権)。1㍍72、73㌔。血液型O。
◆次走 優勝した吉田拓矢はGⅠ平塚日本選手権競輪(5月1~6日)、2着の真杉匠は武雄記念(18~21日)、3着の金子幸央は前橋FⅠ(22~24日)。


