ニュース&記者コラム

山田初GPへ前進V 向日町GⅢ平安賞決勝


 向日町競輪の開設70周年記念「平安賞(GⅢ)」は6日、第9Rで決勝戦が行われ、山田英明(37=佐賀・89期)が最終2角からまくりV。18年武雄以来2度目の4日制GⅢを制した。2着は山田マークの近藤龍徳。3着は竹内智彦だった。

 落ち着いた並びは前から山田│近藤、取鳥│高原、単騎の畑段に鈴木│竹内。鈴木の上昇でレースが動き打鐘前のバックで取鳥が先行態勢に入る。山田が内を突き4番手を確保。打鐘で畑段が内をすくい取鳥の番手の高原と競り。畑段が競り勝ったが前と離れてしまう。最終1センターで実質3番手となった山田が鋭くスパート。マークの近藤を封じて押し切った。

 「近藤君が前を取ってくれたのがすべて。絶好の展開に持ち込めた。しっかり集中して走れました」と振り返る。今開催は体調がいまひとつの中で、手探りでの走りだった。懸命に調整して決勝戦ではしっかりと結果を出した。これには悲願となるグランプリ出場がある。この勝利で6日現在の獲得賞金ランキングは7位に上昇。大きくチャンスは広がった。今後のビッグレース戦線はもちろん一戦、一戦気の抜けない走りが続く。

 「次へ向けて修正する部分はあるし、FⅠ、GⅢ含めて一戦、一戦を大切に走っていきたい」

 グランプリ出場権をかけての終盤戦へ向けて気持ちを引き締めていた。(緒方 泰士)

山田 英明(やまだ・ひであき)1983年(昭58)3月29日生まれ、佐賀県出身の37歳。2004年7月プロデビュー。通算成績は1314戦309勝。1㍍74、75㌔、血液型O。

次走 優勝の山田英明と2着の近藤龍徳は9月18~21日の伊東GⅡ共同通信社杯、3着の竹内智彦は9月29~10月1日の取手FⅠ

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