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山田庸 完全で記念3V  「ひろしまピースカップin玉野(GⅢ)」

 玉野競輪場で開催の広島競輪開設71周年記念「ひろしまピースカップin玉野(GⅢ)」は24日、12Rで決勝戦が行われ山田庸平(36・佐賀=94期)が、最終3角から内を突き直線伸びてV。今年3月の松山以来、通算3回目の記念Vを飾った。2着は浅井康太、3着は佐々木悠葵だった。

 レースは町田がスタートで出て、町田―山田が前受け。単騎の稲川、佐々木が続き、その後ろには皿屋―浅井―山内の中部勢。野口―大槻は後方からで周回を重ねていく。残り2周過ぎに野口―大槻が上昇すると町田は抵抗せずに3番手に車を下げたが、打鐘ですかさずスパート。スピードを緩めていた野口を一気に叩く。町田―山田―稲川―佐々木で出切ったが、最終Hで皿屋―浅井―山内が巻き返す。皿屋―浅井の3番手に切り替えた山田が続いて4コーナーを回る。俊敏な動きで中を割った山田が1着。皿屋の番手から伸びた浅井が2着に入った。

 4日間を振り返った山田は「自分なりに一生懸命、気持ちの入ったレースができた」と笑顔。3日間は自力で戦ったが、決勝は町田の番手戦を選択。「(玉野で開催された広島記念で)地元の町田君をサポートすることができればと思って番手へ。野口さんを相手に町田君は思い切って仕掛けてくれたけど、きつそうだったので」。

 今年の最終戦で気持ち良く白星を重ねた山田は「4連勝できたのは自信になる。この勢いを止めないように来年も頑張りたい」と話した。

 ◇山田 庸平(やまだ・ようへい)1987年(昭62)11月8日生まれ、佐賀県出身の36歳。94期養成所23位で2008年7月、武雄でデビュー。1206戦318勝。1㍍71、69㌔。血液型O。

 ◆次走 1着の山田庸平は1月1~4日の平塚FⅠ、2着の浅井康太と3着の佐々木悠葵は28日~30日の立川FⅠ。

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