松戸競輪開設72周年記念「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GⅢ)」は11日、12Rで決勝が行われ、岩本俊介(38=千葉・94期)が20年12月の松戸以来、2年ぶり4回目のGⅢ優勝を飾った。岩本のGⅢ優勝4回は全て松戸(11年=取手記念㏌松戸、20年=松戸記念と千葉記念㏌松戸)となった。
レースは和田がスタートを決めて松井―岩本―和田が前受け。中西―三谷―高橋―山口―磯田―上田で周回。青板から山口―磯田が上昇すると松井が警戒しながら踏み出す。残り2周半から松井が踏み込んで先行体勢。赤板から中西―三谷が仕掛けると松井と踏み合うが松井が合わせて主導権を譲らない。松井―岩本―和田に中西―三谷が続く流れで最終周へ。単騎戦の高橋と上田は後方に置かれて不発。最終2コーナーから岩本が番手捲り。3番手以降は遅れて岩本と和田のマッチレース。岩本が押し切り、和田が2着。
岩本は「頼りになる後輩と先輩の和田さんのおかげで優勝できました。(決勝は)松井君の気持ち(突っ張り先行)が強かったし、あれだけ行ってくれたので自分か和田さんが優勝できるようにと(2コーナーから)踏ませてもらった。今までにGⅢは何回か(過去3回)取らせてもらったが、今回は南関の後輩たち(準決勝は根田)のおかげなので重みが違います。感謝してます」と地元記念優勝の喜びと感謝の気持ちを語った。今後の目標はしばらく考えた後に「(今は)ゆっくり休んで、それから考えます」と笑顔で応えた。
◇岩本 俊介(いわもと・しゅんすけ)1984年(昭59)4月13日生まれ、千葉県成田市出身の38歳。城西国際大卒。高校、大学では陸上競技(100㍍)。08年7月プロデビュー。通算1218戦370勝。1㍍78、87㌔。血液型B。
◆次走 優勝した岩本俊介と3着の磯田旭は24~26日の西武園FⅠ。2着の和田健太郎は28~30日の平塚FⅠ。