24年の選手生活にピリオドを打った市田佳寿浩(43=福井・76期)の引退報告会が2日、福井競輪場で行われた。バンク内にスーツで登場した市田は「みなさんに不死鳥と言われたことを生きがいにここまで来られた。心に残ったレースはたくさんあるけど最近だと5月の福井での復帰戦。1年ちょっと休んだ時に温かい声援をいただいた」と笑顔で話した。師匠の野原哲也さん、家族、多くの選手から花束を受け取り、サイン入りタオルをファンに投げ入れた。「引退することになるけど、これからは違った立場で素晴らしい競輪を支えていける一人になれるように頑張ります」と締めくくると多くのファンからの「お疲れさま、ありがとう」の声に何度も両手を振って応えていた。