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新田 記念8V 青森GⅢ善知鳥杯争奪戦決勝

 青森競輪・開設70周年みちのく記念「善知鳥(うとう)杯争奪戦(GⅢ)」は29日、第9Rで決勝戦が行われ、新田祐大(34=福島・90期)が17年5月の函館記念以来、通算8回目の記念優勝を飾った。


 レースは松浦がスタート。松浦―園田―高橋―新田―佐藤―新山―守沢で周回。赤板前に新山―守沢が上昇、3番手の高橋を抑えて赤板過ぎに松浦を斬る。打鐘で高橋―新田―佐藤が新山を叩いて主導権。新山―守沢で続く。6番手の松浦が踏み込むと守沢が松浦をブロック。高橋―新田―佐藤―新山―守沢―松浦―園田で最終周。最終2角から新山が捲ると新田が合わせて番手捲り。新田―佐藤の直線勝負となり新田が押し切る。マーク佐藤が2着。

 新田は「レース展開は想定内だったが高橋君がしっかり仕掛けてくれた。高橋君がまだ頑張っていたし(新山の巻き返しに対し)難しい判断だったが、心を鬼にして踏ませてもらった」と同県の後輩であり、ナショナルチームの後輩でもある高橋の頑張りをねぎらった。

 「今回は自分の中でいくつか目標を立ててきた。準決勝と決勝は番手だったが前2日間は積極的な走りができて次につながるレースができた」

 この後は伊豆に戻りナショナルチームで通常のトレーニングをして10月15日からのGⅠ前橋寬仁親王牌に臨む。「今年はグランプリに出るにはGⅠ(親王牌と競輪祭)を優勝するしかないし、頑張りたい」。巻き返しへ目線はすでに次走に向いていた。

♤新田 祐大(にった・ゆうだい)1986年(昭61)1月25日生まれ、福島県会津若松市出身の34歳。県立白河高卒。90期生。2005年7月プロデビュー。通算成績は900戦313勝。主な優勝は第68回日本選手権競輪(15年)、第58、62回オールスター(15、19年)、第67、68回高松宮記念杯(16、17年)、第59回競輪祭(17年)。第33回全日本選抜(18年)。1㍍72、86㌔。血液型O。

◆次走 優勝した新田祐大、2着の佐藤慎太郎、3着の松浦悠士はGⅠ寬仁親王牌(10月15~18日、前橋)に出場予定。

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