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松浦 地元記念5度目のV 「ひろしまピースカップ(GⅢ)」

 広島競輪の開設73周年記念「ひろしまピースカップ(GⅢ)」は23日に決勝戦が行われ、松浦悠士(35=広島)が12月佐世保以来、24度目のGⅢ優勝を飾った。広島記念は2年連続5度目のV。2着は町田太我で地元ワンツー、3着は清水裕友だった。また11RのレインボーカップA級ファイナルは平野想真が1着、東矢昇太が2着、中井俊亮が3着。この3人はきょう24日付でS級2班へ特別昇級となる。

 リニューアルして3年ぶりとなる広島本場での記念開催。地元のエース・松浦が、ファンの声援に応えた。

 レースは犬伏―清水裕―町田―松浦―大川―星野―小川―山口拳―松谷で周回。残り2周で犬伏が山口拳を突っ張る。6番手に下げた町田が打鐘カマシで犬伏を叩く。町田が誰にも捲らせず、松浦が差し切った。

 「スタートは僕のミス。町田君のカカリが良かった。広島の誰かで優勝を出したかったのでうれしい」

 今年は7月からS班となったが、落車で苦しんだ。GⅠで一度も決勝に進むことができなかった。

 「ケガがあったけど、力不足で早く戻せなかった。落車したのも技術不足。そういうのがなければグランプリを走れると思う」

 23年のグランプリ覇者が今年最終戦を最高の形で締めくくった。強さを取り戻し、来年は再び頂点に立つ。そんな姿が目に浮かぶ。(亀田 克也)

 ◇松浦 悠士(まつうら・ゆうじ)1990年(平2)11月21日、広島県出身の35歳。98期。プロデビューは10年7月。通算成績は1354戦394勝。主な優勝はGP1V、GⅠ3V、GⅡ5V、GⅢは今回が24度目のV。1㍍68、77㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した松浦悠士は26年1月3~5日の小松島FⅠ、2着の町田太我は30日~1月1日の小倉FⅠ、3着の清水裕友は1月4~7日の立川GⅢ。

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