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橋本壮 GⅢ初挑戦でV 久留米「第5回大阪・関西万博協賛競輪」

 久留米競輪のGⅢ「第5回大阪・関西万博協賛競輪」は4月30日、12Rで決勝戦が行われ、橋本壮史(28=茨城)が2角番手捲りでGⅢ初制覇。GⅢ初参戦で大仕事をやってのけた。2着は小林圭介、3着は岡田泰地でラインでの上位独占。2車単、3連単ともに1番人気で決着した。

 誰が勝ってもGⅢ初優勝の一戦を制したのは昨年12月31日にS級へ特別昇級したばかりの橋本壮だった。GⅢ初参戦でS級初VがGⅢ優勝のおまけつき。119期では犬伏湧也に続いて2人目のGⅢVとなった。

 同門、茨栃の絆が生んだ優勝だ。橋本壮と同じく横山尚則を師匠に持つ4歳年下の兄弟子・朝倉がラインの先頭を買って出て、茨栃勢が4車結束。朝倉がきっちりと主導権を奪って駆けて橋本壮が番手捲り。盤石の態勢でライン3人がゴールになだれ込んだ。

 「緊張や不安はあったけど朝倉君のおかげ。判断が遅れたらマズいと思って出た。本当にラインの勝利だと思っています。今度は自分が前で貢献したい」

 これでGⅠ競輪祭(11月21~26日、小倉)の出場権をゲット。

 「今のままでは通用しない。なかなか決勝に行けていないFⅠでも優勝できるように頑張って競輪祭でも活躍できるようにしたい」

 吉田兄弟らが活躍する茨城勢にまた一人、強力な機動型が加わった。(本間 正則)

 ◇橋本 壮史(はしもと・たけし)1995年(平7)4月14日生まれ、福島県出身。中央大学卒業。茨城支部の28歳。119期。21年7月プロデビュー。通算成績は136戦68勝。通算11Vで今回がS級初優勝。GⅢは初優出で初優勝。1㍍79、85㌔。血液型A。

 ◆次走斡旋 優勝した橋本壮史は11~13日の富山FⅠ、2着の小林圭介は20~22日の松戸FⅠ、3着の岡田泰地は10~12日の西武園FⅠ。

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