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深谷 地元記念Ⅴ 静岡移籍後初 

 静岡競輪開設72周年記念「たちあおい賞争奪戦」の決勝戦が16日行われ、深谷知広(35=静岡・96期)が優勝した。深谷の地元記念優勝(21年1月に静岡移籍)は初めて。また深谷のGⅢ優勝は24年10月の熊本記念以来、通算22回目。

 深谷―岩本俊―真杉―坂井―嘉永―荒井―新山―浅井―河端で周回。赤板で嘉永―荒井が前へ。打鐘で新山―浅井が嘉永を抑えて先頭に立つが、打鐘過ぎ2センターから真杉が巻き返す。新山も踏み込むが、真杉が先頭へ。坂井は遅れて、真杉―新山―浅井に坂井―嘉永―荒井―深谷―岩本俊―河端で続く。坂井が真杉を追い上げようと踏むが、最終2角7番手から深谷が捲って前団をのみ込んだ。

 21年の静岡移籍後、地元記念初優勝の深谷は「周りに気を使ってもらっていたのに、なかなか獲れなかったのでホッとしています」と素直な気持ちを語った。続けて「どこからでも自分の力を出し切ろうと思っていた。前を見ずに自分のタイミングで行こうと」と会心のレースを振り返った。

 「目の前の一戦一戦を頑張っていく」と語る深谷。今週21日には豊橋競輪場で開催されるGⅠ全日本選抜競輪が待っている。豊橋は20年まで「ずっと練習してきた競輪場」だけに思い入れは強い。今年初のGⅠに向けて弾みはついた。

 ◇深谷 知広(ふかや・ともひろ)1990年(平2)1月3日生まれ、愛知県安城市出身の35歳。私立桜丘高卒。09年7月プロデビュー。通算成績は1049戦409勝。主な優勝は第62回高松宮記念杯(11年)第23回寛仁親王牌(14年)。1㍍69、79㌔。血液型B。

 ◆次走 優勝した深谷、2着の岩本俊介、3着の河端朋之は21~24日のGⅠ豊橋全日本選抜競輪。

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