脇本「最善尽くせた」
先行日本一、脇本は2年連続2着。打鐘で果敢に風を切りゴール寸前まで粘りに粘ったが最後は和田にかわされた。「最善は尽くせた。新田さんの動きを見ながらレースを運ぶつもりだった」。
前団の動きが何もないままレースは進み、打鐘で迷いなく仕掛けた。「競輪祭ではできなかったこと、勇気を振り絞って行くことはできた。自分か平原さんのどちらかの優勝と思ったけど。初連係は楽しかった」と振り返った。今後について「来年が新たなオリンピックイヤーだと思って集中していく。しばらく国内で走る予定はない」とした。
佐藤 連覇ならず3着
連覇を狙った佐藤は3着止まり。前を任せた新田が仕掛けられず、バックでは後方8番手に置かれる厳しい展開。それでも、最終3角からは内に切れ込み、巧みなコース取りで着順を押し上げていった。「こんなおやじでも、最後まで諦めずに踏んだ。何とか3着まで届いて良かった」と振り返った。
来年に向けては「またこの舞台に立てるようにしたいね。ラストチャンス?いや、いや、もうこの年齢だし、全てのレースがラストチャンスだと思って頑張っていくだけ」と気持ちを奮い立たせていた。
▼守沢太志(4着)(佐藤)慎太郎さんが行ってくれたおかげ。ゴール前は踏むコースがなかったがハンドル投げた。この舞台でも平常心で戦えたのは収穫。
▼平原康多(5着)清水君が来るのがもう少し遅ければ前に踏んでいた。松浦君に飛び付かれそうになったのも結構きつかった。
▼清水裕友(6着)一瞬、夢を見た。乗り越えたと思ったけど、平原さんが半車身前にいた分、止められた。
▼新田祐大(7着)消極的な気持ちが出て…。仕掛けが遅く付いてくれた人たちに申し訳ない。昨年よりも悔しい気持ちは強い。
▼松浦悠士(8着)動くレースはできた。少しは脇本君のラインを苦しめることはできたかな。もうワンテンポ遅く仕掛けたかったが郡司君が来ていたので。
▼郡司浩平(9着)サラ脚で踏んだのに行き切れていない。もっとタテ脚をつけるしかない。