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輪界レジェンド 松本勝明氏死去

 特別競輪7Vなど前人未到の通算1341勝を挙げた輪界のレジェンド・松本勝明氏(日本名輪会相談役)が6日午後0時9分、悪性リンパ腫のため療養中の自宅で亡くなった。93歳。
 
 松本氏は1928年3月5日生まれの京都府出身。49年6月13日に選手登録。努力と精進を重ね、日本選手権競輪を54年(川崎)と55年(大阪中央)の2年連続で完全優勝。さらには全国都道府県選抜競輪を5回制覇と、計7回の特別競輪Vを数えた。81年の引退までの通算成績は3191回出走して1着1341回、2着409回、3着286回だった。
 
 現役引退後は日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)名誉教諭の称号が与えられ、95年に設立された日本名輪会の会長を96年から2016年まで務め、その後は相談役に就いていた。また、ホームバンクとしていた向日町競輪場では松本氏の功績を称え「松本勝明賞」が開催されている。
 
 なお通夜及び告別式については、故人の遺志により家族葬で執り行った。
 
 ▼荒木実氏(本紙評論家) 最後にお会いしたのは一昨年の松本勝明賞(向日町)で、表彰式に来られてました。昨年末から体調が悪いと聞いてましたけど…松本さんには同郷の大先輩、また永遠のライバルとして、お世話になりっぱなしでした。陰で努力されている姿とか、トップ選手になるために必要なことを背中で教えてもらいましたね。

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