ニュース&記者コラム

防府FⅠ「スポニチ金杯争奪戦」北村 2度目のS級V

 防府競輪の「スポニチ金杯争奪戦」S級決勝が最終日の19日、12Rで争われ、北村信明(36=徳島)が山形マークから鋭く伸びて優勝。18年9月の高松以来、2回目のS級Vを飾った。2着は最後方から突っ込んだ小岩、3着は山形で、3連単は4万オーバーの高配当決着となった。

 デビュー初1着の地で、北村が3年5カ月ぶりの美酒に酔った。同県の山形が逃げた三登の3番手を確保すると、岩谷に合わせて捲り発進。どん尻から突っ込んできた小岩に中を割られそうになったが、なんとかしのぎきった。これで2回目のS級優勝。初V後の苦労を思い出したのか、「GⅠ組がいない裏開催なのでなんとか頑張りたいと思っていた。初Vの時くらい、うれしい」と目を細めた。

 19年3月の玉野記念で決勝3着。GⅠ初出場となる競輪祭の権利を獲得したが7月の大垣記念の落車で大ケガをしてしまった。

 「背骨を折ってしまって…。なんとか競輪祭に出たかったけど、状態が戻らなくて、泣く泣く欠場した。競輪人生でもう1回、競輪祭の権利を獲ることを目標に頑張っています」

 競輪祭に出場するにはGⅢでの活躍が必須。大ケガを乗り越え、久しぶりのVを飾った北村の次走は26日からの高知GⅢ。この勢いで地元地区でも大いに暴れてもらおう。


 ◇北村 信明(きたむら・ときひろ)1985年(昭60)12月12日生まれ、徳島県出身の36歳。徳島支部。08年1月に93期生としてデビュー。通算成績は1078戦207勝。通算優勝22回。S級では18年9月の高松以来2回目のV。1㍍73、74㌔。血液型A。

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