連日抜群の動きを見せて好調をアピールする郡司浩平
準決11R。最終ホームは8番手。3番手にいるのは山田英。絶体絶命のピンチだ。しかし本人は冷静だった。最終2コーナーから踏み込み、前にいた長島の仕掛けが不発になるのもなんのその。3番手からまくった山田英のさらにその上を圧倒的なスピードで駆け抜けた。ただレース後には反省もチラリ。
「しっかり位置を取らないといけませんね。1着が取れているので悪くはないです。それでも今は大きなところへ向けてやっているのでもっと状態を上げられる感じはあります」
2年前のGⅡVで、タイトルにもっとも近い男と呼ばれながら、昨年は結果を残すことができなかった。それでも近況の状態はやや上向きで今回の走りは好調時の動きを感じさせる。これから続くビッグレース戦線へ向けて気持ちも乗ってきた。平原、太田とビッグレースで主役を張る2人に真っ向からぶつかる。
(緒方 泰士)