◇松山競輪GⅢ解説69周年記念決勝戦◇ | ||||||||
10日=12R先頭固定競争2025㍍ | ||||||||
着順 | 車番 | 予想 | 選手名 | 年齢 | 登録 | 上がり着差 | 先頭 | 今回成績 |
1 | ❶ | 〇 | 渡部哲男 | 39 | 愛媛 | 11秒6 | ①③② | |
2 | ❽ | 橋本 強 | 34 | 愛媛 | 1輪 | ②②② | ||
3 | ❼ | ◎ | 太田竜馬 | 22 | 徳島 | 1/2輪 | B | ❻⑤① |
4 | ❸ | 中村浩士 | 41 | 千葉 | 1身 | ❹①① | ||
5 | ❻ | 岡 光良 | 37 | 埼玉 | 1/2輪 | ①①③ | ||
6 | ❾ | ▲ | 平原康多 | 36 | 埼玉 | 1/2身 | ❸④② | |
7 | ❹ | 山田英明 | 35 | 佐賀 | 1/2輪 | ①③③ | ||
8 | ❺ | ☆ | 郡司浩平 | 28 | 神奈川 | 1/2身 | ❶②① | |
9 | ❷ | △ | 村上博幸 | 39 | 京都 | 1/2身 | ❼④③ | |
決め手=差し ▽車単❶❽ 1290円② | ||||||||
▽3連単❶❽➐ 4410円④ |
≪直線番手差し≫
地元の渡部哲男(84期)が09年12月の伊東以来、通算5回目の記念優勝を飾った。
レースは郡司―中村―太田―渡部―橋本―山田―村上―平原―岡で周回。残り2周半で平原―岡が上昇、山田―村上が続く。平原が郡司を抑えて前に入ると山田が平原をさらに抑える。
打鐘前に太田―渡部―橋本が仕掛けると郡司も前に踏み込んで4番手を確保。太田―渡部―橋本―郡司―中村―山田―村上―平原―岡で最終ホームを通過。最終2コーナーすぎに4番手の郡司がまくって出るが渡部の横までで不発。6番手の山田と8番手の平原はともにまくり不発。太田―渡部―橋本で直線勝負になり渡部が番手有利に抜け出して優勝。2着が橋本、3着が太田で四国勢が上位独占を決めた。
≪2着橋本、3着太田 四国勢上位独占≫
渡部は仲間に胴上げされた後に表彰式に向かうと感極まり、言葉に詰まった。タオルでしばらく目を押さえた後に「7年ぶりに(地元の)決勝戦に乗って、年齢的にもこれで最後かなと思っていた…」と言葉を絞り出すと地元ファンの温かい声援に目を潤ませた。
「先頭を走ってくれた太田君、後ろを固めてくれた(橋本)強君のおかげです。(優勝できて)最高です」と地元記念優勝の喜びを語った。そして「またGⅠで活躍できるように頑張っていきます」と闘志を新たにしていた。
優勝した渡部の次走は21~24日のGⅡ「大垣ウィナーズカップ」。2着の橋本は18~20日の小田原FⅠ、3着の太田は大垣ウィナーズカップ。
♤渡部 哲男(わたなべ・てつお)1979年(昭54)11月29日、愛媛県砥部町出身の39歳。00年4月松山でプロデビュー(1②❶)。通算成績は1530戦314勝。GⅢ優勝は今回が5回目。愛媛の総大将として追い込みで活躍。1㍍80、86㌔。