<11R>二予10Rで山崎芳仁が復調を感じさせるタテ脚を見せつけた。前を任せた坂本周が主導権を握ると、最終バックから番手まくり。後位に続いた原田にゴール前で差されたが、最後までスピードは落ちず2着に入った。山崎は「坂本君のおかげです。坂本君が先行したら番手から出る作戦だった」と振り返った。
2月の奈良記念決勝で落滑入8着。左手第2、3指を骨折した。選手生活17年目で初めて骨折を経験したが、約2カ月ぶりの復帰戦となる今シリーズは初日からケガの影響を感じさせない力強い動き。「指の痛みは走っていると忘れている。レースを走らないとレース勘は戻らない」と実戦を走ることで闘争本能が戻ってきた。準決勝11Rは激戦必至のメンバー構成だが、大ギアで一時代を築いたGⅠ9勝の実力者から目が離せない。
【川崎GⅢ3日目11R】山崎 復調のタテ脚
2019/4/19