松戸2日目9R(S級準決勝)は加賀山淳―武井大介が1着同着で決勝に駒を進めた。
赤板で前団を抑えると、打鐘前7番手から巻き返しを図った吉田茂生に合わせて加賀山がスパート。壮絶なもがき合いを制すと、最終2角からまくり追い込んだ中井太祐まで封じてみせた。
同着は競輪人生初という加賀山は「武井さんと、しかも松戸で…思い出になりますね」。誘導のペースが上がった新ルールについて「ペースが速いから踏み上げるのが楽。でも、人生で5本の指に入るくらいきつかった」と苦しい表情の中にも充実ぶりをうかがわせた。
決勝は菅原裕太の番手から優勝を狙う。